3月25日(日)、森林文化アカデミーにてパーマカルチャー中部とNPO法人ふるさと自然再生研究会の共催イベント『野生みつばちと暮らす』~ニホンミツバチの目で自然と暮らしを見直す~が行われました。
3回連続講座で講演会と巣箱作り、巣箱の設置、蜜搾り講座を行います。
まず最初にニホンミツバチとセイヨウミツバチの違いなど基礎的なお話をして頂きました。
昔から日本に住んでいる野生のみつばちがニホンミツバチです。西洋ミツバチと違って蜂蜜を採取するためだけに「飼う」のではなく、野生みつばちと「暮らす」ことを通してまわりの環境を見てみようという講座です。そもそもニホンミツバチは「飼う」ことはできないので、近くに寄り添って一緒に暮らすという気持ちが大切です。
実際にニホンミツバチが暮らしていた巣をその場で切って見せていただきました。この巣箱に住んでいたミツバチ達は春の分封の時に蜜を全部持って逃げてしまったとの事。ミツバチさんに住んで貰うには、人間と同じで居心地を良くしてあげなくてはいけないそうです。
今回はこれと同じ重箱式巣箱を制作します。まさに重箱のようになっていて、上からひとつひとつ巣を切って取り外すことができる仕組みになってます
お昼ごはんは、各務原市にある自然菜食のお店「空歩21」さんのお食事を皆で堪能しました。http://www.karappo21.com/
午後からは、巣箱づくりを行いました。
大工の棟梁さんが製作された巣箱キットを組み立てていきます。さすが大工さんだけあって細かい工夫がされていて、覗き窓からミツバチの様子を見る事ができるしくみになっています。
大工の棟梁さんが製作された巣箱キットを組み立てていきます。さすが大工さんだけあって細かい工夫がされていて、覗き窓からミツバチの様子を見る事ができるしくみになっています。
今回も沢山の子供さんが大活躍です。
組み立て終わったら、木の匂いを取る為に表面を焼きます。耐水・防腐効果も高まり、見た目も良くなります。
最後に、箱の内側に蜜蝋(みつろう)を塗ります。良い香りに誘われて、ミツバチさんに住んで貰うための大事な仕上げです。塗るのに使っているのは怨念のこもったアイロンです。このアイロンでないと効果がないそうです!?
みんなで協力して5つの巣箱が完成しました。子供たちも満足そうです。
来週の第二回目イベントでは、ミツバチがいそうな所へ巣箱を設置しに出かけます。ミツバチさんが住んでくれるか楽しみです。
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