まずは、パーマカルチャーについて知ってもらうために、パーカル中部隊長の庄ちゃんより『古くて新しいパーマカルチャー的暮らしとは』と題しての講演がありました。
ガンジーの著書の翻訳でも知られている片山佳代子さんから、手紡ぎと持続可能な暮らし、そしてガンジーの思想、教育論等についてのお話をしていただきました。
日本の場合、衣の自給はほとんどゼロに等しいのだそうです。安い衣服の裏側では、発展途上国の犠牲と農薬による環境破壊というとても哀しい事実があります。
お昼は、美濃加茂市三和にある季節の素材を使ったごはん屋さん、季菜口(きっさこ)さんのお食事を堪能しました。お庭で採れた筍のごはん、旬の野菜を使ったお料理。素敵な植物を飾って春らしい演出までしていただきました。
★季菜口HP http://www.ki-sa-ko.com/
午後からは、糸紡ぎ体験です。片山さんは自ら綿の種を蒔いて育て、糸を紡ぎ、機織りをして、衣服を作る事を実践しています。
写真の糸は、茶色の茶綿を紡いだものです。
育てた綿花を使う時には、綿繰機を使って綿の種を採り除き、弓という道具を使って綿打ちをして綿をほぐします。
まずは、日本の糸車で糸紡ぎの実演をしてもらいました。
いよいよインドの糸車『チャルカ』の実演です。茶色の箱のようなものがチャルカです。形や大きさが違っても日本製のと構造と紡ぎ方は全く同じです。
このチャルカは実に機能的で、紡いだ糸を巻き取る機能も付いています。
参加者の皆さんも組み立てから挑戦しました。最初はなかなか紡げませんでしたが、だんだんと紡げるようになりました。
糸紡ぎは本当に奥が深いです。綿の種を分けて頂いたので、みんなで綿の種を育てて、紡いで、織って、染めて、衣の自給を目指していきたいと思います。
片山さんのお話は、毎年秋頃に安曇野にある、ゲストハウスシャンティクティでの『心地よい暮らし講座』、『安曇野パーマカルチャー塾』でも聞く事ができます。
★片山佳代子さんHP
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